Linux FNW-9702-TのNIC設定  yumアップデートでNIC設定が半端に消える

2008年5月31日 〜FedoraCore2(RunLevel3) FNW-9702-TのNIC設定 〜

このあいだWebサーバーで 「yum update」をしました。

Updateをかけた後、HPを見ようとしたら表示されない。

別のパソから 「ping」 を打っても反応なしになってしまいました。

遠隔操作もできずサーバーのほうで直接 「ifconfig」で調べてみると

・・・・・設定していたはずの 「eth0」 がない。

-----------------------------------------------------------------------

下には解決までの経緯を長く書いていますが実際にはこれだけです。

雑な文章で適当に書いていますが気になる方はどうぞ

vi /etc/modprobe.conf のなかに

alias eth0 via-rhine を追加する。

/etc/sysconfig/static-routes に以下のように書き換えます。

any net 10.0.0.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.1.1 dev eth0

〜 完 了 〜

-----------------------------------------------------------------------

  eth0がないはずなのに 「cd /etc/sysconfig/network-scripts/ifup」をうったら 「OK」がでる。

  意味がわからない。

  「cd /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」の中にも設定はのこっていた。

  各設定はのこっていて、FNW-9702-Tのドライバだけがなくなるという状態かもしれないので

  とりあえずドライバをインストールしてみる。

  trans と viarhine.c の2種類。

  フロッピーはもうないのでCDROMにデータをいれてマウントする。

  フロッピーではMSDOSフォーマットの関係があるらしく、

  mount -t msdos /dev/fd0/ /mnt/floppy       こうするが

  CDROMのほうはWinでCDをやいても通常の 「mount /mnt/cdrom/」 で特に気にする必要はない。

  cp /mnt/cdrom/linux/viarhine.c /tmp  viarhine.cを 「/tmp/」にコピー

  cp /mnt/cdrom/linux/trans/tmp  transを 「\tmp/」にコピー

  /tmp/にコピーしたファイル 「trans」 のパーミッションを変更する

  「chmod 777 /tmp/trans」 これで後は実行

  「trans」

  「-bash: trans: command not found」(transなんてないです。) こういうエラーがでた。

  そこで「./trans」 というふうに 「./」をつけて実行してみた。

  「bash: gcd: command not found 」(gccなんてないです。) 同じようにエラーが出る。

  何度か繰り返してみたがどうも「gcc」じたいがなくなってしまっているらしい。

  「trans」 のなかに 「gcc」 を呼び出す文章があってそこで詰まっているようだ

  これがなかみ→( gcc -DMODULE -D__KERNEL__ -isystem /usr/src/linux/include/ -Wall -Wstrict- )

  で、 「gcc」をインストールすることにした。 FCインストール時に「gcc」がはいっていたので

  それをいれてみる。

  「rpm -ihv gcc-3.3.3-7.i386.rpm 」 ここでまたエラーが発生 

  「binutils >=xxxxx is needed by gcc-3.3.3-7」 (binutilsが必要です。)

  「glibc-headers >=xxxxx is needed by gcc-3.3.3-7」 (glibc-headersが必要です。)

  「headers >=xxxxx is needed by gcc-3.3.3-7」 (headersが必要です。)

  「gcc-3.3.3-7」をいれるにはこの3つを先に入れてくださいといってきました。

  では、この3つを探してインストールします。

    prm -ihv glibc-devel-2.3.3-27.i386.rpm

  とくになにも必要とすることなくインストールできました。 残りの2つもインストールします。

  prm -ihv glibc-headers-2.3.3-27.i386.rpm

  prm -ihv binutils-2.15.90.0.3-5.i386.rpm

  そしてあらためて 「rpm -ihv gcc-3.3.3-7.i386.rpm 」 をインストール

  無事に「gcc」のインストールが完了しました。

  コマンド 「gcc --version」 をいれると 「gcc (GCC)3.3.3 20040412 (Red Hat Linux 3.3.3-7)」 の表示

  /tmp/ に戻って 「./trans」 を実行したら

  dereferencing pointer to incomplete type

  などのエラーが山のように・・・

  「gcc」のバージョンが悪いのか 試しにpingをうってみても 「network is unreachable」がでるばかり

  「gcc」をネット上からもってきてCDに焼いてLinuxにいれる。

  「# tar xvzf gcc-4.0.4.tar.gz -C /tmp/」 gcc-4.0.4.tar.gzを解凍して「/tmp/」フォルダにデータ入れる。

  解凍したフォルダの中に 「configure」 があるのでこれを実行 「 ./configure 」

  「make」が作成されるのでこれをつかってインストール開始

  「gcc-4.0.4」に変更してもエラーは同じ

  「 trans 」のなかの文章を多少変更すればコンパイルができるという記事をめにしたのでそのようにしてみる。

  gcc -DMODULE -D__KERNEL__ -isystem /usr/src/linux/include/ -Wall -Wstrict-

  この文章の部分を舌のように変更する。 

  gcc -DMODVERSIONS -DMODULE -D__KERNEL__ -isystem /usr/src/linux/include/ -Wall -Wstrict-

  エラーは減るみたいだけど解決には至らないのでほかの手段を考えてみる。

  「ifconfig」をつかうと「lo」しかでないが、ここで 「 /etc/rc.d/init.d/network start 」を試してみる。   setting network parameters [ok]

  bringing up loopback interface : ip_table: (C) 2000-2002 netfilter core team [ok]

  bringing up interface eth0: [ok]

  pingは相変わらずとおらないが 「eth0」 はOKがでている。

  ifconfig -a でしらべてみたら

  「lo」のほかに 「eth0」じゃなくて、sit0とかいうものがでてきてる

  中途半端に認識がされているのは相変わらずで、どうもうまくいかないので

  ここでLANカード自体を手動で設定をしてみることにする。

  こちらの参考サイトはこちら http://www.kozupon.com/nic/nic.html 

  LinuxにはNIC用(LAN用)のドライバーが用意されているらしい

  チップメーカー        チップ名            ドライバ名

  米3COM           3C905B-TX          3c59x

  DEC              21140A             tulip

  米Intel            i82558/i82559        eepro100

  台湾VIA           VT86C100A          via-rhine

    「FNW-9702-T」は 「via-rhine」を使用してるのでこれを直接「/etc/modprobe.conf」に書き込む

  vi /etc/modprobe.conf のなかに

  alias eth0 via-rhine を追加する。

  ここでようやく 「eth0」 を認識することができました。 「ping」もとおります。

  でもまだ外部からHPがみれないからその設定をします。

  /etc/sysconfig/static-routes に以下のように書き換えます。

  any net 10.0.0.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.1.1 dev eth0

  /etc/rc.d/init.d/network restart でネットワーク再起動して外部からもHPが見れるようです。

  これでようやく元に戻すことができました。

-----------------------------------------------------

この商品自体が2000年前後の商品ですので情報も古くカーネルに対応しないのも無理はないとおもい正直買い替

え時期とおもいました。 

はじめは再インストも考えたのですがどうしてもあきらめがつかずこのような行動になりました。

結局、再インストールしましたという話もLinuxではよく聞いていますのでもしLAN関係でトラブルがあったときはこの

手動設定をしてみるといいかもしれません。ていうかLinuxはドライバに頼らない方がいいかもしれないですね。

FNW-9702-T 自体、8年間つかっていてトラブルは今回が初めてでした。

いい商品だとおもいますよ。(w

-----------------------------------------------------

back